標高2000mの山に風呂桶置きました的な「雲上の野天風呂」(長野県・高峰温泉) | 不問日報-号外

2012年9月10日月曜日

標高2000mの山に風呂桶置きました的な「雲上の野天風呂」(長野県・高峰温泉)

この日は一面の霧でしたが・・

長野県小諸市にある高峰温泉の「野天風呂」に入ってきました。

高峰山の標高2,000mの位置にあり、見晴らしのいい山の中に風呂桶がドンと置いてある感じ。このふきっさらしぶりが斬新でした。山肌に吹く風が、温泉の温かさからくる汗を吹き飛ばしてくれます。熱いお風呂が苦手な方にも良さそうです。

上の写真は一面が霧ですが、旅館に到着して早々に入ったときはすばらしい眺めでした。夜、天気が良ければ星空を眺めながら入れるそうです。素敵ですね。風呂の傍らに置いてあるランプがまたムーディ勝山に違いありません。ここで右から何かが来てる気配は怖いかもしれませんが。

こちらのお風呂は国立公園に位置するためか、当初つくるにあたってはお役所の手続きで苦労されたそうです。風呂桶は男女それぞれ4人までしか入れないコンパクトさで、これ以上は大きくできないんだとか。





口コミで広がっているらしい野天風呂


高峰温泉は大々的な宣伝を行なっていないようですが、ユニークな温泉の存在を聞きつけた人が口コミでやってくるそうです。後で知りましたが、『旅の手帖』という雑誌で表紙を飾っていました。

旅の手帖』2012年8月号(海宿・山宿)

「日本秘湯を守る会」にも載っている温泉ですが、秘湯という言葉から想像するほど行きにくいところではありませんでした。JR小諸駅からバスで1時間ほどです(真冬は雪上車が出動!)。宿の方も「秘湯というにはだいぶ便利になっちゃったかもしれませんね。笑」といったようなことをおっしゃっていました。

このご時世に宣伝なしで標高2000mまで温泉客を集めるのは大変でしょう。宿の方は、みなさんとてもがんばっていらっしゃるのが伝わってきました。

宿はトイレや洗面が共用ですし、宿泊すれば1万円以上はします。至れり尽くせりのような宿ではないかもしれませんが、ユニークな野天風呂と宿の方のがんばりを想い、応援の気持ちでブログに書いてみました。

変わった温泉好きの方はぜひどうぞ!



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参考リンク