セルフメディア学 読書会@白金「本を通して、その人を知る。」 | 不問日報-号外

2012年4月15日日曜日

セルフメディア学 読書会@白金「本を通して、その人を知る。」

少し間が空いてしまいましたが、4月1日(日)の午後に読書会を開きました。
メンバーは自由大学セルフメディア学3期の同期の方々。


セルフメディア学の講義ではおすすめの本が数々登場したのですが、それらを囲んで読書会っていいんじゃない?という空気が生まれ、経緯は忘れましたが気づいたら私が日程やら場所を決めておりました。

言い出しっぺの割には「読書会」というのは未経験で、集まってくださった同期の方々も初体験。手探りでやってみましたが、なかなか面白かったのでブログに残しておこうと思います。

いろいろ書きたいことがあるのですが、いっぺんに書くと長くなりそうなので、小出しに…。




やってみて面白かったこと

それは「本を通して、その人を知る。」ということ。
今回の読書会では、各自が「セルフメディア学」の観点で何冊か持ち寄るという形式にしましたが、そもそもなんでこの本を持って来たのか?という点からして、その人ならではのストーリーがありました。

中でも、同い年の同期である”アソウ隊長”から紹介された本は2冊ありましたが、そのうち1冊『今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事で良かったですか?』は、そもそも自由大学のセルフメディア学を受講するきっかけとなった本として紹介していただきました。

その本の内容は、「セルフメディア学」そのものに関わるものではなかったのですが(多分)、講座の受講を決めるきっかけとして、その本があったということです。私はてっきり中身がセルフメディア学に関する本ばかりが集まると思っていたのですが、こういう切り口も面白いな、と思いました。


別れ道で背中を押してくれる本

人は、目の前に現れる別れ道を、絶えず選択しながら生きていると思います。簡単な道と難しい道(先が見えない道とも言えるでしょうか)があれば、つい簡単な道を選んでしまうのが常ではないでしょうか。

そこで立ち止まり、難しい道へ一歩足を踏み出すには、何らかの理由やきっかけ、考えが必要です。アソウ隊長が紹介してくださった本は、そのきっかけとなった本だったということでしょう。

「迷ったら、難しい方を選べ。」

いつか目にして記憶に残っているこの言葉を思い出しました。

もはや詳細は覚えていませんが、私が大学進学で悩んでいたときに目にした気がします。現役で受かった大学への進学を投げ、本当に行きたいと思う大学を受け直すきっかけの一つになっていたと思います。

現役で受かった大学は決して悪いところではありませんでした。そのまま進学して、4年間過ごす方が、その時は楽な選択肢であったはずです。ただ、「このままでいいのか」という疑問が拭えず、先の言葉から受けた影響もあって難しい方を選びました。(両親にしてみれば大迷惑だったはずで、その点は今でもごめんなさいポイントです。)

偶然かもしれませんが、セルフメディア学のメイン講師である安藤美冬さんも

「危険な道を選べ」

という岡本太郎の著書『自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)』にある一節をお話をされていたことがありました。ブログにも度々書かれています。私はこういうメンタリティの方に、自然と引き寄せられたのかな、などと思った次第です。


まとめ

読書会の話のはずが、やや大袈裟な話になってしまいましたが、「人生に影響を与えた本」という切り口で読書会をするのもいいよね、というアイデアが出ました。これは究極的な「本を通して、その人を知る。」になりそうです。&興味深い。

ちなみに私も人間ですので、常に難しい道を選択しているわけではありません。ただ、スティーブ・ジョブズが言うように、

「今日が人生最後の日だったら、今日の予定は本当にしたいことだろうか?」

この質問を自分に投げかけたとき、「No」が長い間続くのであれば、何かを変えなければいけない時です。そのときこそ、「難しい道」「危険な道」を選ぶ覚悟やきっかけが必要になるでしょう。

あなたは今、難しい道を選ぶべきときでしょうか。




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