武田邦彦 (中部大学): 速報 福島中心にセシウム急増 マスク必要!!
文部科学省が1月6日に発表した福島県、並びに他県のデータを見ると、福島県および関東一円のセシウム降下量は、事故後とほぼ同じぐらいのレベルに達しています。原因は不明ですが、とりあえず、マスクをする必要があります。
・・なる情報がTwitterで流れてきました。穏やかではありません。
ソーシャルメディアは誤った情報が出回ることもあるため、他の情報を調べてみるも大手メディアの報道は皆無。情報が少ないため、文部科学省発表のデータを見に行きましたが、日次のグラフのようなものは見当たらず、「急増」なのかどうかがすぐには分かりません。しょうがないので、過去約1ヶ月分を集計してみることにしました。
たしかに2012年1月2日〜3日の間に急増しています。
例えば2011年1月27日と2012年1月2日の数値を比較すると、約10倍の差が出ており、この原因について1月6日の東京電力記者会見で質問が出ました。以下映像がその様子です。
回答としては、以下でした。
- 文科省の定時降下物がどのように測定されているかは分かりかねる
- 当時プラントにおいて作業は実施しておらず、トラブルもない
- 推定するに風等の舞い上がりで、降下物に変動があったのではないか
- 1月1日の地震による影響は、(使用済燃料プールからあふれた水を受けるための)スキマサージタンクの水位が下がったこと以外に大きなトラブルはない
今回の急増は日々の変動の範囲内と考えられるのか、専門的なところが分からないため、くわしい情報を知りたいところです。
健康面での影響が気になってしまいますね。
冒頭の記事では「マスクをせよ」と書いてありますが、効果があるのかは分かりません。
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